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挨拶
日蓮宗静岡県中部宗務所長挨拶
ご挨拶
暦では、二月三日の節分をもって新しい年が始まります。今年は、十二支では壬辰(みずのえたつ)、九星では六白金星です。この「辰(たつ)」の本来の象意は「立つ」なのだそうです。これまで、横になっていたものが「立つ」、あるいは「起き上がる」と様を表すと言われます。
さて、昨年は未曾有の大災害に翻弄された一年でありました。振り返れば、昨年3月11日の東日本大震災、福島第二原発事故による放射能汚染、また、3月15日には県下東部の直下型地震、加えて9月21日の台風15号によって、多くの管内寺院が被災しました。別に、欧州発の経済危機、信用不安が世界中に広がり、歴史的な円高と相まって、県内の産業や経済、暮らしにも深刻な影響を与えるという状況になりました。
今年、私たちは、このような破壊された状態から、どうすれば早く立ち直ることができるかという課題を突きつけられています。宗門は、平成33年度まで、「立正安国・お題目結縁運動」と題した運動を展開中です。今後3年間については、「安穏な社会作り、人作り」を重点テーマにした組織的な運動を展開することになりました。人が安心して楽しく暮らせる社会とは何かを法華経と日蓮聖人の教えを鑑として宗門全体で考え、その実現に向けて行動していこうということを内容とします。
特に、社会を安穏なものにならしめるために必要なものは、法華経と日蓮聖人の教えを背負って活動する次の時代を担う若い人たちの力です。今年は、この「人作り」というところに重点をおいた宗務所の活動に最大限努めたいと思います。
さて、もうすぐ、3月11日がやってきます。今年はその一周忌になります。政府も、国民全体で地震が発生した同日2時46分に祈りを捧げることを呼びかけています。大津波によって失われた多くのいのち。生き延びたとしても、不自由な生活を強いられている被災者の想いに心を寄せ、お題目を以て追悼のご回向と祈願をいたしたいと考え、当日午後2時より、静岡市清水区村松本山海長寺を会場に、管区追悼法要を開催致します。
この日はどなたでもご参加いただけますので、是非、多くの方々にご来場、ご焼香たまわりますようご案内申し上げます。
日蓮宗静岡県中部宗務所 所長 貫名英舜




