2011年9月
平成23年度教師大会・夏季講習会
8月29日(月)清水区テルサに於いて、管内教師 、宗務所関係者
出席のもと、平成23年度教師大会・夏期講習会が開催された。
本年は教師大会の基調テーマを「宗門運動第二期について」とし、
宗務院から持田伝道企画課長を迎え、先の宗門のアンケート調査分
析、自治省の人口推移予測などのデータを素材として、宗門がおかれ
ている現状についての報告を聞いた。
その後、これらの報告をもとに貫名所長を座長として宗会議員、宗務
所関係者が壇上に上がりフォーラムが行われた。
午後は夏期講習会を開催。本年は天台宗比叡山泰門庵ご住持堀澤
祖門師による『現代の宗教者は何をするべきか』と題する講演が行われ
た。叡山学院の院長を勤められている堀澤師は、前半でご自身のこれま
での宗教的遍歴について語られ、後半は、堀澤師が生涯を通じて仏教の
「悟り」を求めて尋ね歩いて来た経歴について語り、「悟りは仏教僧のみに
あるのではなく、道心のある者ならば必ず達成できるもの」であるとして、
具体的な事例を挙げた。
車返霊場お虫干し会~ご宝前整備事業完成~
八月二十五日、静岡県裾野市宗門史跡「結社車返し霊場」で毎年夏恒例の「お虫干し法要」が開催された。「車返し霊場」とは、日蓮聖人身延ご入山のおりにご一泊なされ、また、池上においてご遷化後のご遺骨を身延に移送の途次、再びご安置申し上げた場所の名前として知られ、平成四年より宗門に「史跡」に指定された。
この「史跡」の歴史的な場所に関しては別に伝承があるが、この場所は「車返し」として地元の人たちに顕彰され続けて多くの世代を重ねている。
この霊場の状況に関して特筆しなければならないことは、法華の檀信徒によって維持されて来たのではなく、普段は他宗の人たちが日を限り「一日法華」となってお題目を供養して来たところである。
今年は長年の懸案であった堂内ご宝前の整備事業が整い、この事業の推進に尽力された深澤尊明(富士市等覚寺)前宗務所長、それまでの三十以上にわたって当所を護持してこられた伊藤通明上人(静岡市感應寺)が随喜参列して、ともに整備事業の完成を祝った。
午前十時、静岡県中部宗務所長貫名英舜を導師に、地元管内一区寺院教師を式衆に、さらに、管内和党会(若月秀仁会長)有志の参列のもと、法要が始まった。
式後、挨拶に立った貫名英舜所長は、「この史跡は地元のみなさんの法華の信仰によってこれまで保たれて来ました。新しく整備されたこの道場において、これからも、信仰と伝統をお守り続けていただきたいと思います」と語った。

